勉強中に姿勢が崩れやすくなる
・机に伏せる、椅子をガタガタさせる、手足をそわそわ動かす、背中がぐにゃっとなる
苦手なことがあったり、うまくいかなくて悩んだりすることは、誰にでもあることです。そんなとき、寄り添ってくれる人がいたら、どんなに心強いでしょうか。子供たち一人一人の成長を応援するための、ちょっとしたヒントや情報を盛り込みながら時々書き足していきます。
このブログは、フリースクールの良き理解者である現役小学校教師(東京都指導教諭)が、校内の保護者や教員向けに書いた『お便り』を中心に編集しています。学校に子供が通っていても、いなくても、全ての子供の保護者に向けて書かれています。子育てのヒントが満載ですのでぜひお読みください。
・机に伏せる、椅子をガタガタさせる、手足をそわそわ動かす、背中がぐにゃっとなる
◎ 授業に必要な教科書や学習用具を忘れてしまう、学校で配られたプリント類を持 ち帰らない、提出物を忘れてしまうなど、忘れ物のことで困っている子供たち(その親御さんも)が多いです。忘れ物は、態度、意欲などの問題にされやすいですが、 「跳び箱が苦手」「水泳が苦手」と同じように、もともともっている成長や発達の特 徴であることもあります。
◎「親がイライラするのは良くない」「イライラしたら5つ数えて落ち着きましょう」などとアドバイスさ れることがあります。しかし、「部屋の片づけをしない」「ゲームばかりして宿題をやらない」など、日々 ずっと子供と生活していると、良くないところ、直したいところばかりが目について、イライラしたり、 怒ってしまったりするものです。これは、ごく自然なことです。
◎何か良くないことをしたり、他の人に迷惑をかけたりしたときは、謝ることが良いことは誰もが知っていることです。しかし、絶対に「ごめんなさい」を言わない子供がいます。すると、大人は何とか謝らせよう として、子供と大人の新たな"戦い"がまた勃発するという悪循環が始まります。謝ったとしても「はいは い、あたしが悪うござんしたよ」と、ふざけたりします。
◎おにごっこをしていて、自分が「おに」になると、そのことが受け入れられなくて怒ってしまう子供がいます。自分が「おに」になる...。「おに」のことばのイメージが「負け」「悪者」と一般的にあまり良いもの ではないので、嫌な気持ちになってしまうのでしょう。
◎ 聴覚、皮膚感覚、味やにおい、温度などに、感覚的な過敏さをもっている子供がいます。そのことで、 生活面で様々な不都合があるだけではなく、「怠けている」「わがまま」と誤解されてしまうことがあるの です。
◎大人が子供の成長のために、いろいろな手立てを考えて努力しても、子供の様子が一向に変わらないこ とがあります。
◎私が幼い頃、「一年生になったら♪ 一年生になったら♪ 友達 100 人できるかな♪ 」という歌がありました (今でもあるようですね)。 「友達 を 100 人作りましょう」とキャンペーンに している 学校もあります。子供同士の関わり合いを大切にし 、「みんな一緒に 」 「みんな仲良し」 「みんなで力を合わせて」を強調し、あらゆる活動で子供同士の関わり合いを取り入れているようです。
◎ 専門書やテレビなどでご存じの通り「子供を褒めて育てましょう」ということをよく聞きます。しかしこれがなかなか難しいもので、理想通りにはいかないのが現実のようです。
◎「野球」「サッカー」「バスケットボール」「水泳」「剣道」など、子供たちはそれぞ れ自分の好きな種目のスポーツを習ったりチームに入ったりして、日々スポーツを 楽しんでいます。「親としては、このままずっと少しでも長く続けてほしいと願うばかりです。」とは、よく保護者の方から聞く言葉です。